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位牌の数え方|一柱・一基の違いと使い分け(宗派別・実務まで解説)

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位牌は 「一柱(ひとはしら)」または「一基(いっき)」と数えるのが正解です。神道由来の数え方として伝統的には「柱」が用いられ、商品・お墓と並べて数える場面では「基」が使われます。場面・宗派による使い分けがあり、本記事では 累計2万基以上の本位牌制作実績を持つお位牌Maker®が、注文・制作現場の一次情報も交えて解説します。

この記事でわかること

  • 位牌の正式な数え方「一柱」「一基」の違い
  • 宗派による違い(一体・一座)
  • 魂入れ前後で数え方が変わる理由
  • 仏壇に位牌が増えた場合の実務的な対処
  • お位牌Maker®では実際にどう数えているか

位牌の正式な数え方は「一柱(ひとはしら)」

位牌の最も正式な数え方は 「一柱(ひとはしら)」です。二柱(ふたはしら)、三柱(みはしら)と数えていきます。これは古事記の時代から、神様や霊魂を「柱」として数えた伝統に由来しています。

「柱」を使う由来:神様・遺骨と同じ数え方

「柱」という助数詞は、神様や故人の魂を「目に見えない天と地をつなぐ柱」として捉える、日本古来の信仰観に基づきます。古事記・日本書紀でも神々は「一柱の神」と数えられており、神道では現在も神霊・御魂を「柱」で数えるのが正式です。

位牌は故人の魂が宿る依代(よりしろ)と考えられているため、神霊と同じ「柱」で数えるのが本来の作法です。同じ理由で遺骨も「一柱」と数えます。

読み方の注意:「ひとはしら」が正解

  • 一柱:ひとはしら(× いっちゅう、× ひとちゅう)
  • 二柱:ふたはしら
  • 三柱:みはしら
  • 十柱:とおはしらまたはじっちゅう

音読み「ちゅう」は神社建築の柱を指す場合に用いられ、神霊・位牌の数え方は訓読み「はしら」が正式です。

「一基(いっき)」はいつ使う?「一柱」との違い

もう1つよく使われる数え方が 「一基(いっき)」です。動かない・据え置く物を数える助数詞で、お墓・石塔・灯籠などと同じく位牌にも用いられます。

魂入れ前の位牌は「一基」「一本」と数えることが多い

位牌の数え方は「魂入れの前後」で変わるとされています。

  • 魂入れ前(商品としての位牌):「一基」「一本」と数える
  • 魂入れ後(故人の霊位が宿った位牌):「一柱」と数える

お位牌Maker®を含む位牌の制作業界では、出荷前の商品としての位牌は「一基」「一本」が一般的です。お客様の魂入れが済んだ後は「一柱」と呼ぶようになる、というのが現場の暗黙の慣習です。

大量に並ぶ場合は「基」が使いやすい

仏壇に位牌が10基・20基と並ぶケースでは、「十柱、二十柱」より「十基、二十基」の方が口語として自然です。お寺の納骨堂や合祀墓でも「○基の位牌をお預かりしています」という表現が一般的です。

宗派による違い:一体(いったい)・一座(いちざ)

宗派や地域、文脈によっては別の助数詞も用いられます。

助数詞 読み方 用いられる場面
一柱 ひとはしら 最も正式・神道由来・魂入れ後
一基 いっき 商品・墓と同じ・大量に並ぶ場面
一体 いったい 仏像と同じ数え方・真言宗など一部宗派
一座 いちざ 寺院で複数まとめて指す場合
一本 いっぽん 細長い物として数える俗用

浄土真宗は「位牌」を用いない

浄土真宗(本願寺派・大谷派など)では、教義上、故人の魂が位牌に宿るという考え方を取りません。そのため本来は「過去帳」または「法名軸(ほうみょうじく)」を用います。これらの場合は「一冊(いっさつ)」「一幅(いっぷく)」と数えます。

ただし現代では浄土真宗でも位牌を作るご家庭があり、その場合は「一基」「一柱」を一般的に用いています。詳しくは「浄土真宗の位牌・法名軸の正しい祀り方」をご参照ください。

「位牌が何柱もある」場合どうすればいい?

仏壇に位牌が増えすぎてお祀りしきれない、というご相談を毎月数十件いただきます。仏壇修復業者として実際の現場で接してきた経験から、3つの整理方法をご紹介します。

① 繰り出し位牌(回出位牌)を使う

8〜20名分の札板を1つの位牌に収納できる「繰り出し位牌(くりだしいはい)」に切り替える方法です。三十三回忌や五十回忌の弔い上げの節目で行うのが伝統的な慣習です。

ただしお位牌Maker®では繰り出し位牌の販売は行っておりません。詳しい選び方は「繰り出し位牌(回出位牌)とは|完全ガイド」をご参照ください。

② 先祖代々之霊位の本位牌にまとめる

個別の本位牌をすべて閉眼供養(魂抜き)した上で、新たに「○○家先祖代々之霊位」と書かれた1基の本位牌に魂を移す方法です。シンプルにまとめたい家庭に最適。お位牌Maker®で対応可能です。詳しくは「位牌を1つにまとめる方法」をご覧ください。

③ 過去帳に移行する

仏壇店や寺院専門用品店で購入できる過去帳に、ご先祖の戒名・没年月日を書き写す方法です。20名以上の大規模な系図をまとめる場合に最も向いています。命日のページを開いてお参りする伝統的な作法です。

④ 親族で位牌分けする

ご親族間で位牌を分けて持つ「位牌分け」という伝統的な方法もあります。詳しくは「位牌分けの作法と費用」をご参照ください。

位牌以外の仏事用語の数え方

位牌に関連する仏事用語の数え方も合わせて覚えておくと便利です。

  • 仏壇:一基(いっき)、一台(いちだい)
  • 仏像:一体(いったい)、一尊(いっそん)
  • お墓:一基(いっき)
  • 過去帳:一冊(いっさつ)、一帖(いちじょう)
  • 法名軸:一幅(いっぷく)、一軸(いちじく)
  • 遺骨:一柱(ひとはしら)、一体(いったい)
  • 御朱印:一体(いったい)
  • お塔婆(卒塔婆):一本(いっぽん)、一基(いっき)
  • 数珠:一連(いちれん)、一房(ひとふさ)

戒名や形状名など、位牌に関連する読み方は「位牌・戒名の読み方完全ガイド」で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 位牌の正式な数え方はどれですか?

A. 「一柱(ひとはしら)」が最も正式な数え方です。神道由来で、神霊・遺骨と同じ数え方になります。ただし「一基(いっき)」も一般的に用いられ、商品として扱う場合や複数並ぶ場合には自然に使われます。

Q. 普段の会話で「一柱」と「一基」、どちらを使えばいいですか?

A. どちらでも問題ありません。場面に応じて自然な方をお使いください。お寺や葬儀の場では「一柱」、仏具店での購入時や複数まとめて話す場合は「一基」が自然に響きます。「1個」「1本」「1つ」と一般的な助数詞で表現しても、意味は十分通じます。

Q. 仏壇に位牌は何柱まで置けますか?

A. 物理的な制約はご仏壇のサイズによりますが、一般的に5基以上になると整理を検討する時期と言われています。三十三回忌・五十回忌などの弔い上げを節目に、繰り出し位牌や先祖代々之霊位の本位牌にまとめる方が多くいらっしゃいます。

Q. 浄土真宗では位牌の数え方は違いますか?

A. 浄土真宗では本来「位牌」を用いず「過去帳」「法名軸」を使います。過去帳は一冊、法名軸は一幅と数えます。ただし現代では位牌を作る浄土真宗の家庭もあり、その場合は他宗派と同様「一基」「一柱」で数えるのが一般的です。

Q. 位牌を処分するときも「一柱」と数えますか?

A. はい、処分する位牌も「一柱」「一基」と数えます。閉眼供養(魂抜き)の後、お焚き上げで供養するのが伝統的な作法です。お位牌Maker®では送料のみで無料お焚き上げサービスを社会奉仕として承っております。

Q. 真言宗・天台宗では数え方が違いますか?

A. 一部の宗派では仏像と同じ「一体」を用いる慣習があります。ただし「一柱」「一基」も問題なく通じるため、菩提寺さまの慣習に従われるのが最も無難です。

まとめ|位牌の数え方は「一柱」「一基」が正解

位牌の数え方は、正式には「一柱(ひとはしら)」、商品・実務では「一基(いっき)」が広く用いられます。宗派によって「一体」「一座」を使う場合もありますが、いずれも誤りではありません。お位牌Maker®では「お客様がお使いになる呼び方そのまま」で承っておりますので、表現にお悩みなくご注文いただけます。

仏壇に位牌が増えすぎてお困りの方は、繰り出し位牌・本位牌統合・過去帳移行・位牌分けの4つの選択肢をご検討ください。

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